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サビたネジが絶対に回らない時に。町工場のプロが最後に使う「魔法の裏技」と、鉄の真実。

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 6 日前
  • 読了時間: 3分

「あ、終わった……。」 DIYや修理の最中、ネジがサビで固着してビクともしなかったり、ネジ頭が「なめて」しまったり。そんな絶望を味わったことはありませんか?


無理やり力をかけると、さらに事態は悪化します。

鉄加工のプロが、現場で実践している「基本の攻略法」から、

一般にはあまり知られていない「奥の手」までを、伝授します!


1. まずはここから!「基本の3ステップ」


焦って回すのは禁物。まずは鉄と対話する準備から始めましょう。


  • STEP1:清掃

    まずは溝のサビや汚れをブラシなどで丁寧に落とします。

    ドライバーが奥までしっかり噛む状態を作ることが、勝利への第一歩です。


  • STEP2:浸透潤滑剤の注入

    「WD-40」「CRC 5-56」「ラスペネ」「ハイパーショットルブ」などをネジの隙間に吹き付けます。

    ここで重要なのは「待つ」こと。

    10分〜数時間、理想は一晩放置して、潤滑剤がサビの奥深くまで浸透するのをじっと待ちます。


  • STEP3:ドライバーで回す(押す力7:回す力3)

    適切なサイズのドライバー(貫通ドライバーがおすすめ)を使い、

    「全力で押し込みながら、ゆっくり回す」のが鉄則です。



2. 基本でダメなら?専用工具と「衝撃」の力


基本手順で動かない場合は、物理的な刺激を強めます。


  • 衝撃を与える

    貫通ドライバーを当ててハンマーで軽く叩きます。

    この「縦の衝撃」が、噛み合ったサビを剥がすきっかけになります。


  • 最強の味方「専用工具」を使う


    • ネジザウルス: ネジ頭をガッチリ掴む。

    • インパクトドライバー: 叩いた力が回転力に変わる、現場の必需品。

    • バイスプライヤー: ネジを「掴んでロック」して回す。



3. 【奥の手】プロの裏技:鉄を「熱」で騙す


「何をしても動かない……」そんな時のプロの選択肢、それが「熱」です。


金属には「熱を加えると膨張し、冷めると収縮する」という性質があります。

ガスバーナーなどでネジ部分を慎重に加熱し、その直後に水などで急冷します。

この急激な熱膨張と収縮の差によって、強固に固着していたサビの層に、

目に見えないほどの「隙間」が生まれます。


そこに再度潤滑剤を流し込めば、さっきまでの抵抗が嘘のように、スルッと回ることがあります。 ※周囲に燃えやすいものがないか、必ず確認して慎重に行ってください!



4. 【最終奥義】それでもダメなら「溶接」で命を吹き込む


もし、ネジ頭が完全に削れて形を失ってしまったら?


私たちのような町工場の出番、これぞ「最終奥義」です。

プロは、潰れたネジの頭の上に「別のナット」を溶接して一体化させます。


回すための「取っ手」をその場で作ってしまうのです。

溶接の強烈な熱でサビが焼き切られ、新しいナットを回すと、

どんなに頑固なネジも観念して動き出します。


「壊れたら終わり」ではなく、「新しい命を吹き込んで再始動させる」。 

ネジ一本のトラブルでも、諦める必要はありません。



鉄を扱うことは、対話をすること


サビたネジを回すコツは、「焦らないこと」と「適切な道具」

そして「素材の性質を知る知恵」です。


シンプロテックは、こうした現場の小さな「困った」を解決する技術の積み重ねで、

日本の製造現場をアップデートしていきます。


もし、あなたの大切な機械が「鉄の固着」で止まってしまったら。

この記事のステップを試すか、それでもダメなら、僕ら「鉄のプロ」を頼ってくださいね!




 
 
 

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